詩|風船

指先から離れた感触が妙に残っているから

風船が飛んで行ってしまうのが怖くって

あんなに好きだった青空が大きな穴のように感じて

そんな穴と隣り合って暮らしているんだと思うと

落ち着かない

手を放してもいいように

布団にくるまって

風船ごと閉じ込めて

信じてあげられなかった

大人になるって

風船を手放すような

その青空のスケッチを楽しめるような

少し寂しいものなんだろう

まだ冷たい地面を抱きしめてる

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