やりたいことが見つからない人へ（当事者より）

やりたいことがない人なんていません。
やりたいことが分からない人は、無意識に抑圧してしまっているだけです。

そういう前提でお読みください。

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やりたいことを見つけるには

何もする必要がなくなったら、人は何かをしていると思うんですね？
その何かっていうのは、なんだかんだその人にとって一番必要なことだと思うんですね？

例えば、
人生に疲れ切った人はゲームで時間を融かすかもしれません。
それも一つの必要な時間なんだと思います。

ゲームで融かして、人間関係も全部遮断して、一通り好き放題したら、
少しはみんなのために動いてみようかな、って動き出すのが人間ってもんです。

何もしない時間が続くと、誰だってやりたいことは出てきますよ。

だから、
やりたいことが分からないのなら、とにかく空白の時間を作ってみてください。

これが言いたいことの全てです。

大丈夫です。時間はかかれど、やりたいことは自然と湧いてきます。

私は、スマホを遮断できる禁欲ボックスなども活用して、
やりたいことが出てこない時は、惰性でやってしまうことを極力減らしています。

スマホを見ずに、空白期間を10分作るだけでもやりたいことは意外と出てくるものです。
本当にやる気が出ない時は寝てます。

ただ、この記事に訪れた方の多くは、
短期的なやりたいことじゃなく、長期的なこと、つまりは「夢」が分からなくて悩んでいるのではないでしょうか。

私はこの「夢」に関しても、同じだと思っています。
まさに私がそうでしたから。

5年前、（学生の頃ですが）、
“やりたいこと”が全く分からなくなったので、“やりたくないこと”を全部遮断する生活を続けました。
ゲームで溶かす日々を送りました。
そんな生産性のない自分を許しました。

それを数カ月ほど続けていたら、
気づいたら文章を書いていたんです。

それで書くことが好きなんだな、って気づきました。
（ちゃんと書き始めたのはその頃からです。それ以前は、ほとんど書いてませんでした。）

この話は詳しくはこちらで書いてます。

https://yamuyomu.com/192/

まあ私の話はいいんです。

とにかく

やりたいことがわからない時は、
「やりたくないこと（または惰性でやってしまうこと）をやらない」に限ります。

やりたいことが出てくるまで、とにかく何もしないでください。
（「やりたくないことをしないなんて現実的に無理」と思うかもしれませんが、その話は後で触れます。）

具体的にはどうすればいいか

「やりたくないことをやらなきゃいい」ってことだけが伝わればいいので、
別に具体的な方法まで提示する必要はないかもしれませんが、
一つの流れを参考程度に紹介しますね。

好きなことが分からない場合、
まず何もしないでみてください。

そもそも、人生何もする必要はないんです。
場合によっては“ニーチェ哲学”や“老荘思想”を学んでみるのを個人的にオススメしますが、
別にその必要もありません。
本当に何もする必要がないんです。

だから何もしないでください。

そのうち虚しくなってくると思います。
それでも、身体が動かないのなら、まだ何もしないでください。

身体が動かないうちは、きっと「やらなきゃ」という強迫観念の方が大きいはずです。
「会社に入らなきゃ」とか「恋人作らなきゃ」とかですね。
大丈夫です。人生なんとでもなります。
自分なりの道を信じて生きていたら、何かを残しているはずです。
一番危険なのは、惰性でずるずると行ってしまうことです。

やりたいことがないのなら、やりたくないことをとにかくやらない！って決めちゃえばいいと思うんです。
身体が動くまで待ってみてください。
もう少しの辛抱です。

そのうち、本当にもどかしくなってきます。
そして、「何かをしなきゃ」じゃなく「あれやりたいのになあ、、」と思うようになってきます。
その心の声が「やりたいの種」です。
あとは、思い立ったが吉日です。
身体が勝手に動いてしまったら、今度はそれを止めないでください。
大事なのは反射神経です。

これさえすれば、人によってかかる時間は違えど、やりたいことは必ず湧いてくるはずです。

これがうまくいかないのなら、きっと「強迫観念」と「やりたい」の区別がついていないだけだと思います。

強迫観念を取り除くのもそう簡単な話でもないですが、
「人生なんとでもなる」という記事はまた別で書きますね。

私は今、身体に身を任せて生きているので、
仕事以外の時間は、
たまに文章を書いてみたり、
アニメを観たり、
少し企業について調べて応募してみたり、
マッチングアプリをやってみたり、
本屋で勉強してみたり、
友達と電話したり、
身体が勝手に動くことしかやってません。

そうしているうちに、心がどんどん健全になってきて、外の世界に出ていきたいなあ、と好奇心が回復してきました。
そのうち、しっくりくる職場に収まるんだと思っています。

その期間、1年ちょっと。
2年前は一人で生きていく！会社になんか入るもんか！って頑なに拒んでいたのに、
意外と考えって変わっていくもんだな、って思います。

もしフリーターを選ばず、望まない組織に入ったらずるずる行ってただろうな、って思います。
そう考えると空白の1年ちょっとなんて安いもんです。

なんだかんだ書いてるし。

「好きなことだけして生きていけない」

ところで、たまにこんなことを言われることがあります。

「人生、好きなことだけして生きてなんかいけないよ。（だから苦労しなさい）」

みなさんもこの言葉が引っかかっているんじゃないでしょうか。

これは、正論ではありますが、重大な欠陥があります。

「好きなこと“だけ”」、
つまり、
好きなことがない人に向けるべき言葉ではないんです。

いいですか？

好きなことがないなら、何もする必要はないんです。

苦労や努力は、夢の実現のためであるべきだと思いませんか？

とはいえ、これが理想論であるのは分かります。
たしかに、生きるには最低限稼ぐ必要はあります。
そこに苦労は付きものです。

でも私は極論、生きる必要もないと思って生きています。
みんな生きたいから、最低限働いているんです。
生きるというのも立派な欲求だと考えています。
人間、「欲求のために苦労してる」という自覚がないと壊れちゃいますよ、、、。

だから私は、2年前にやりたいことが分からなくなった時、
必要最低限だけ稼ぐフリーターの道を選んだわけです。
やりたいことも分からないのに、欲求以上の苦労はしたくなかったからです。

そういう生活をしているうちに私は文章を書くのが本当に好きだと分かり、ブログを始めてみたりもしました。
この先、何かしら一人じゃ行き詰まるな、と好奇心が湧いてきたら初めて、企業に入ればいいと思っています。
もちろん「思い立ったが吉日」は常に意識しています。

不安はありますが、生きていく分には問題ないでしょうし、
別に出世したいわけでもないのでこの道でいいと思います。

それよりやりたいことが分からないのに惰性で生きてる方が危険です。
好きなことをしている人生の方が豊かで、人間性も磨かれていくってもんです。
だからあなたも、好きなことをとっとと見つけて、人生楽しみましょうよ

そんなの分かってるよって言う人は、まずは何もしないところから始めてみませんか？

押し付けがましい感じになってしまいましたが、
とにかくみなさんのやりたいことが見つかってほしいな、という想いで書きました。