音|26.3.24 哲学堂公園

 

音のいらない春の日は
  川のあゆみも遅くなる
砂どんぐりつつく小鳥たち
  かく言うわたしも小鳥たち
小石を蹴飛ばし
  鼻歌をうたい
柵からその身を乗り出して
  突き落としてくれたってかまわない
思い出される幼年時代
  恐れるものがなにもない
池のほとりの令嬢と
  Sakana!Sakana!と親子連れ
これはKoiだよ、SakanaのKoi。
  Oh……Sakanaの名前……
そう。魚の名前。

 

悠久のとき
この鯉は この小さな池で
わたしより長く生きるのか

夕方は、昼下がりが嘘のように冷え込んだ。

 

 

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