『校舎裏の日陰』

 

研究所のミナセさんは遊び人だねと言われるとよろこぶ、教科書に載っているものはそう、きみもかつてしていた遊び、勉強が嫌なんじゃなくて強制されるのが嫌なんだよ、ゲームに飽きたら図書館に行きたくなる日がきっとくる、でもその前に退学になったらどうしようご飯抜きにされたらどうしよう、こどもはやはり弱いのだった、しかし照らされるほどすくすくと、校舎裏の日陰は誰に奪えるものでもなかった、大人になっても勉強しなさいと社会は言う、「ならば君はこの詩が読めるのかい」、わたしという、わたししか知らない校舎裏の木陰は、怠けるためのよい口実。

 

 

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